今週、ついに 「Don't say "lazy"」が圏外へと落選した。 それはつまり、「深愛」(水樹奈々)の曲別総合優勝が当確になったのと同義ということだ。 思い起こせば、彼女たちがこむちゃに姿を現したのは史上最大の新曲祭の週だった。 最初の週からOP「Cagayake!GIRLS」との2曲セットで登場し、5週目には挿入歌「ふわふわ時間」もランクインして3曲体制を敷き、史上初の『同一歌手週間合計200点』を達成することができた。 しかしその間にも『こむちゃ最強の女王』は得点を伸ばし、『絶対安全圏』である1500点を突破、1560点で後続を眺める構えをとった。 それでも彼女たちの快進撃は止まらない。 lazyは10連勝を達成し、連続複数曲ランクインに至ってはこむちゃ記録どころか『旧ドリカン時代の最高記録』に並ぶ14週にも及んだ。 15週目、lazyが単独になった後も奮闘し、17週目には『最強の女王にとっての絶対安全圏』かと思われていた1500点を突破。その懐にまで飛び込んでいった。これにはさすがの女王も慌てたに違いないだろう。 だが彼女たちはすでに満身創痍で、もはや余力は残っていなかった。 18週目こそ生き残れたものの、8月末発売の新曲が多数押し寄せてきた19週目、彼女たちは女王に追いつくことなくついに力尽きた。 そう、夏が終わったかのように。 一部では、『lazyの10連勝』に疑問を持っている方もいらっしゃることと思う。 逆に、『もっと頑張って、ぜひとも逆転してほしい』と願い続けた方も。 私は後者の立場であるが、lazyの長期政権が(特に7月の)ランキングに停滞感を与えたことは認めざるを得ない。 ただこの事実は忘れないでほしい。 『彼女たちの健闘が無かったら、今年のこむちゃ選手権は5月で終わっていた。彼女たちがあっさり消えていたら、半年以上も味気ない消化試合が流されることになっただろう。』 結果としては、こむちゃ最強の女王が逃げ切ることが確実になったわけだが、これだけは言わせてもらいたい。 いかに『最強の女王』だろうと、そうそう簡単に優勝はできないことを知ってほしかった。 最後に、私は軽音部の彼女たちに対してこう述べたい。 希望を持たせてくれて、ありがとう。 |