(緊急コラム)実録・『第4次浜松町の自賛乙戦争』
(10)〜『匣』の中心へ〜



(注:2022年9月4週時点での記述です。そのところご了承ください。)


司令「…………あの『匣』、無事に解体できるんですかね……」
評議会議長「信じるしかないだろ」
広報担当隊員「そうですよ司令。真綾さんが今17層目を破ろうとしてるんですから」
「とは言ってもなぁ……」
通信担当隊員「……現地から入電! 真綾さんが第17層を突破した模様!」
議長「本当か!?」
解析担当隊員「こちらでも第17層の突破を確認! 内部の状況はこれまでとは違うようです!」
議長「『自賛の種』があるのか!?」
「現地から続報! 『第17層の内部には赤く光を放つ球状の物体、半径およそ2メートル』とのこと!」
議長「間違いない! それが『自賛の種』だ!!」
「現地に通達! それが『自賛の種』! 最終対象物だ!」
「ついに……出てきましたね……」
議長「ああ。 これを解体すれば……『戦争』が終わる」
「自賛乙どもの野望は完全に潰えるんですね」
「ふたりとも……まだ終わったわけじゃないんですから。こういう時こそ慎重に、って本来あなたたちが言うセリフですよ」
「ぅぐっ……」
議長「……そうだったな」

「……やっぱスゲーよな広報の……俺にはぜってー真似できんわ」
「俺たちよりもずっと前からあの議長たちに振り回されてるって話だからな……ってかあいつ、いったいいくつから軍にいるんだ?」
「……考えるのは止そう。頭が痛くなってくる」
「……だな…………」




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