解析担当隊員「自賛乙軍、第7番地域中央に迫っています!」 司令「くそっ! 防衛ラインは誰だ!?」 解「互助会構成員、ゴローです!」 評議会議長「……これはマズイな……無抵抗で自賛乙に明け渡すかもしれんぞ」 司「雄馬はどうなってる!」 通信担当隊員「雄馬、進行に難航している模様!」 司「こういうときに限って!」 広報担当隊員「……なぁ、その空いたスペース、何か出てないか?」 司「言われてみれば……何が来てるかわかるか?」 解「識別信号照合! 六石です!」 議長「『異界の民』か」 広「……また、場が混沌とするんでしょうか?」 司「……正直わからん、としか言いようがない」 議長「……だが背に腹は代えられん。今は彼らに賭けるしかない」 通「通信繋ぎますか?」 司「我々の言語が通じる保証はないが……まぁやるしかなかろう」 議長「……まぁ言うことはひとつだけ……違うか?」 司「さすが議長……お見通しですね。 ……こちら『こむちゃ世界自由同盟』司令本部。貴隊に自賛乙軍討伐を要請する。事によっては互助会ごと叩いても構わん。 ……健闘を祈る」 広「……これしか手段がないってのがね…………」 通「……辛いところだな」 解「……なんでまたこんなときに『試験機体』で来たんだか雄馬は」 議長「……彼も手筋を広げたいんだろう。『新時代の盟主』になるためには」 司「ただタイミングが悪過ぎですね……こんな時期でさえなければ存分に力を試せたでしょうに」 議長「難儀なものだ……」 司「……まったくです」 |