12月のはじめごろ、当研究所のヘッドライン選定でお世話になっている工藤幸人さんから「『今年のこむちゃ振り返り対談』をやろう」との打診を受けていた。 そしてこむちゃ2020の年間発表も終わった2020年12月29日、ついったーのDM上でその対談が実現した。 ここではその対談の様子をお送りしたい。 (基本的に原文そのままで収録していますが、明白な誤字と三点リーダ化は修正を加えています。) |
工藤幸人さん(以下『工』)「こんにちわ、ヘッドライン選定員の工藤幸人です。新型コロナの影響で辛かった2020年でしたがこむちゃの世界でも異常事態が下半期に起こりました。そこで今回はもりりん牧場の主であるしゅーさんと共に2020年のこむちゃ界を振り返っていきたいと思います。しゅーさんよろしくお願いします」 Schu(以下『S』)「よろしくおねがいします。 今年はまぁ……とにかくどえらい年でしたね」 工「本当ですね……。早速ですが1月は10位が入れ替わった次の週に新曲なしの1位入れ替えで小野大輔の「Deep & Holic」が3連勝となりました。年明けからパンケーキが消えたのは嬉しかったと思いますが……」 S「結局は『互助会』ですからね‥‥2月にLiSAさんが2週勝ったのものの、その後はマモさんでしたからね。『互助会』からは一線を画した存在ではありますが」 工「ただ、LiSAさんは婚約発表の週に首位が理想的だったと思いますが……」 S「2週遅かったですよね。(ヘッドラインで)互助会を『祝儀泥棒』とまで罵りましたし」 工「その2月ですがWANDSが21年ぶりにランクインとか『こむちゃフェス&こむちゃボーカルCD(仮称)』の決定で『第4次自賛乙戦争』の危機とかウルーの出現もありましたがどう思いましたか?」 S「まぁ『ウルー』は28年に1度しか使えないネタだったので(笑)ヘッドラインに押し通させてもらったんですが、『第4次』の危機にはマジで背筋が凍りました」 工「確かに、2021年に開戦もありそうですが……。3月はやはり水瀬いのりさんの『ココロソマリ』があっと言わせてくれました」 S「次世代のエース候補筆頭ですからね。年末の新曲があの最強布陣にどう挑んでいくかが見ものです。 ……あとはいのりんに続いて勝ち星をあげられる女性声優が(または歌手)が現れることを切に願うばかりですね」 工「そうですね。4月になるとあれは仕方ないとして内田雄馬さんの『Over』が強かったに対して姉の方は……」 S「ちょっと手をこまねいている感じが見受けられましたね。上位への突入までに時間と体力(という表現は適切なのか疑問ですが)を使いすぎて、結局はジリ貧に……という毎度のパターンに陥ってますよね。まぁこれは彼女に限ったことではありませんが」 工「5月はついにパンケーキが襲来したのですが『BAD END』だけあってヘッドラインでは曲名からヒントを取って『パンケーキアカンベェ』の襲来とも言われました」 S「ネタ元はスマプリですね。まぁ当のパンケーキ本人はプリキュア出たことがないので『思惑』のほうはツッコミがバンバン飛びました。挙げ句の果てにはミデンまでもツッコミ要員に(笑)」 工「そんな中で中の人がプリキュアが3人もいたワルキューレが6月に入って出陣しました。これは上半期最大の山場でしたね?」 S「まぁ『歌手』としては『正規プリキュア』なのがソレイユさん1人だけなんですよね……あとは『妖精枠』パフですし、メロディさんに至っては『歌手』では差し替えられてましたし。マクロスでは前例があるので致し方なしとは思いますが」 工「そして29週目にワルキューレは首位をパンケーキアカンベェから奪取、小倉唯ちゃんが3位もあってプリキュア挟みでパンケーキアカンベェ討伐が話題となりました」 S「そこに現れたのがあの『“世紀末”とともに埋もれて眠った“古代の遺物”』、ジャニーズ……(滝汗) こむちゃ世界が『書き換わる』瞬間を目の当たりにしました。『ハママツチョー』71話でもそのあたりは描かせてもらいましたし」 工「そんな中で気になるタイトル争いですが上半期は内田雄馬さんがトップで折り返しました。上半期のタイトル争いについてどう感じましたか?」 S「ランクイン週数では超えられてしまいましたが、Dの追撃をかろうじて振り切った、という感じでしたね。あとは上半期3位のいのりん『ココロソマリ』、7位天ちゃんの『PARADOX』、10位三澤さんの『この手は』と、若い力が躍動したな。という印象です」 工「本当ですね。さて下半期に入ってですが33週目でついにこむちゃ界がついに書き換えられた時を迎えました……。それが6週も続いて大変だったと思いますがその辺りどうでしたか?」 S「正直なところ、そのときはあまりいい感じはしませんでしたね。あたしがジャニーズにあまりいい感情持ってないのは『昭和』の頃からなので。まぁその認識も徐々に書き換わっていくんですが……」 工「10月に入ると内田雄馬さんが来たのですが下旬になるとまたジャニーさんの餌食になって絶望的な状況となりましたそれどころか三闘神の一角だった水樹奈々さんが伸びずと異常事態が続きましたが三闘神の終焉の始まりでもありましたね?」 S「あの奈々様が『初手』から抑え込まれましたからね……(溜息) 実はその2週後くらいの結果をあたしの兄に見せたんですが、『で? 結局何が言いたいわけ? お前は櫻井・井口のときも批判ばっかしてたよな』って返されて。『あーお前に聞いたあたしがバカだったよ』って。さすがに言いはしませんでしたが、正直言って兄のその反応は不愉快極まりなかったです。その時はもう『炎』も出てきてて、『あの奈々様がこうも正面切ってボコられるとはすげーな……』って感心すらしてましたし」 工「辛かったのですね……。ただ、『劇場版鬼滅の刃 無限列車編』が公開されるとLiSAさんが主導権を握ってジャニーさんの勢いを止めてくれました。その辺についてはどう思いましたか?」 S「そんな中でも『勝つべくして勝つ』曲は存在できるんだな、と。明らかに2020年を代表……いや、場合によっては’20年代を代表する曲とまで言っても過言ではないくらいですね。ただこむちゃの『年間成績』として惜しいのは『出てくるのが3か月遅かった』、その一点に尽きますね」 工「こうした結果ですがワルキューレが最多得点、LiSAさんが最多勝と上半期とはえらい違いの結末となりました。1年間を振り返ってどうでしたか?」 S「結果論になってしまいますが、この『変わりつつある世の中』の風を最もうまく捉えた2曲が、最もいい結果を残した。なんでしょうね」 工「下半期はこの2組が頑張ってくれたってわけですね。それでは最後に2021年はどんな感じになりますかね?」 S「新型コロナ第3波の猛威がでだ先が見えない状況下で、まだまだ社会情勢に一波乱二波乱ありそうな気がします。その荒波をどう乗りこなすか、谷間をどう突いていくか、そういった中でどう『浜松町的』実力をつけていくか、各人にとって試練の時間は続いているのではないでしょうか」 工「うちとしては7割ぐらい女子に勝ってほしいですが…。とにかく2021年も頑張って行きましょう」 S「『女子勝率7割』ですか(笑) 確かにここ5年間は5割切ってますもんね……まぁとにかく、来年は平穏にいきたいところです」 工「平穏でいきたいですね。今日は長いお時間ありがとうございました」 S「こちらこそありがとうございました」 |