昨年、『浜松町の自賛乙』の蹂躙によって焦土と化したこむちゃ世界。その復興のさなか、また新たな騒乱の火種が産み落とされた。 その者たちは、『(スプリットシングルの)2曲目』にもかかわらず、主曲を背後から踏みつけて入り込んだ。 『絆』の号令を上げ、我が物顔で行軍。姫御子twinsがまたしてもその毒牙の餌食になってしまった。 「また去年のような災厄が繰り返されるのか?」とあたしは戦慄した。 『浜松町の自賛乙』によって歪められてしまったこむちゃ世界の修復のため、『偽りの絆』を正そうと動き出した。 時には名指しされ非難を浴びることもあった。 しかし、今回はこの運動が見放されることはなかった。 かの有名な『リライト砲』が一閃、『偽りの絆』は星屑と散ったのだ。 ・・・そう、『5年前に薔薇を散らせた』ときと同じように・・・・・。 結局のところは『造物主頼み』になってしまったが、今年は『悲劇』を食い止めることができたのだ・・・・・! ・・・・・とまぁ、また物々しい書き出しになってしまいました(笑) 去年の『こむちゃ世界を憂う緊急コラム3部作』の3本目である『こむちゃ世界滅亡論』。そのファイル名が『urgent12b.html』だったというのはお気付きだろうか? この『b』というのにはちゃんと理由があって、『悲劇が回避できたときに使用する予定だった“パターンA”』という真逆な内容のコラムも実は用意していたのだ。しかし残念ながら『悲劇』を回避することは叶わず、件のコラム、すなわち『パターンB』を即時更新という形で発表するに至った次第だ。このファイルの名前が『urgent12a.html』になっているのはまさにその名残である。 今回『偽りの絆』を正すことが叶ったのを機に、そのお蔵入りになった『パターンA』のコラムがどんな内容をしていたのかを『おまけコラム』として公開したいと思う。 (以下の文章は、タイトル・文字修飾も含めて『緊急コラム12(パターンA)』の原文そのままです。) |
2011年11月○日・・・・・こむちゃ世界の明日を憂う人々の祈りが通じた。 こむちゃ世界を暗闇のどん底に陥れた『恐怖の大王』は圏外の彼方へと消え去った。 そう、こむちゃ世界の良識は護られたのだ。 そもそも、どうしてここまで事態は大事になったのか? すべては、あの『こむちゃCD』がシングル扱いでリリースされたからだ。 シングル扱いとなれば当然、ランクイン対象となり得る。 ランクイン対象となれば、熱狂的な信奉者たちが山のようなリクエストを送ってきてくれる。 多少セールスが低くても、判定ルールを弾力運用してしまえばいいだけのこと。アルバム曲をランクインさせる捻じ曲げに比べればこんなの児戯にも等しいことだ。 ランクインの可否判定さえクリアしてしまえば、あとは彼ら信奉者がどうとでもしてくれる。 うまくいけば週間1位、事によっては年間さえもいけるんじゃないか。 ・・・・・という思惑が浜松町にはあったのだろう。 現に、オリコン60位台の位置から他の候補を全て蹴散らしての初6。地の利を傘にじわりじわりと侵攻して6週目からの4連勝。陥落後も居座って1100点まで突破。年間首位の姫御子twinsの喉元にその凶刃を突き立てる寸前までいったではないか。 ・・・・・だが! こむちゃを憂う人々の絆は強かった。 『アニソンの年度代表曲』の決定場に仕組まれた『茶番劇』を許さなかった。 今まさに姫御子twinsに突き刺さらんとする凶刃を寸手のところで弾き飛ばし、純真無垢なる少女たちを魔女化の危機から救ったのだ。 かくして、我々こむちゃを憂う人々はこむちゃ世界に希望の光を取り戻すことに成功した。 しかしながら、このような危機は今後再び訪れないとは言い難く、そして、訪れた危機を再び回避できるという保証も全く無い。 いずれにせよ、今回の件は番組とリスナーの間、そして、リスナー間同士でいろいろと禍根を残す結果になってしまったのかもしれない。それは正直残念でならない。 ただ、今回ばかりはこう言わせて欲しい。 こむちゃ世界もまだまだ捨てたもんじゃないな、と。 |