(特別コラム)今更ながら2014私が選んだこむちゃベスト10



共催企画『あなたが選ぶこむちゃベスト10 '14』の結果も発表され、「自分が選んだ曲はどうだったかな」と気になった方も多数いらっしゃるはずでしょう。
そこで、(今更ではございますが)私が選んだこむちゃベスト10を発表していきたいと思います。
(2/7:こむちゃ系2部門の『本家結果』の欄を追記しました。)




−ルール−
(1)部門分け
本家の'14年版では、こむちゃランクイン曲だけではなく、「今週の1曲目」「こむちゃdeリコメンド」「ゲストナンバー」(ただし、これらは'14年発売の楽曲限定とする)にも枠を広げた上で『男性ボーカル部門』・『女性ボーカル部門』の2つを設定している。
しかし、ここでは『こむちゃ部門』はランクイン曲限定、こむちゃにランクインしなかった曲は『影の主役部門』(本家の'07年版まで実在していた部門名称を流用させていただきました)にして、それぞれに男性・女性のクラス分けを設けた。また、4クラスすべての曲を対象にした『私が選ぶベストソング総合部門』をあわせて、基本の部門設定を5つにした。それとは別に、'12年版から『この指とまれ版こむちゃランキング(指こむ)』向けに使用した『My指こむ年間ランキング』も参考として記載することにした。
『男女混合グループ歌手』のクラス分け基準については、本家での振り分けに準じて設定した……………つもりです(何
『キャラクター曲』については、そのキャラクター自身をもって判定する。『中の人』に依存させるのは、完全なる無性別キャラのみとする。

(2)対象曲
『こむちゃ系』の2部門については、2014年のこむちゃーとにランクインした曲のみとする。(前年登場の8曲を含む/OP(今週の1曲目)・リコメンドのみ放送で、実際にランクインしていない曲は除く)
『影の主役系』の2部門については、2014年のこむちゃーとにランクインするようなタイミング('13/12/23〜'14/12/21)で一般発売されたもののうち、オリコンで週間20位以内に入った曲(NACK5の番組『FUNKY FRIDAY』9〜10時台のコーナー”All Japan Singles Top20”で確認可能)をはじめ、その他私が入手したCDや通常視聴モードで処理したアニメ番組の主題歌等、原則として楽曲確認がとれたものとする。
また、「今週の1曲目」「こむちゃdeリコメンド」「ゲストナンバー」のうち、こむちゃ非ランクインのものについてもこむちゃでの放送を評価のための確認手段とするように努めることとする。(ただ取りこぼしはまだ出ていますが(マテ)

(3)評価方法
『車の運転中に聞いていたいか』とか『肌に合うか』の尺度を、感性的かつ直感的に10点満点(0.1単位)で評価する。その際『歌手への感情』は極力持ち込まないように努める。(それでも『限界』というのはありますが(こら)
なお、基準点は6.0とし、9.0を超える評価は『私の心を根底から揺さぶる曲』にのみ与えるものとする。(こむちゃランクイン曲でこの壁を突破したものはまだ現れていない)
傾向としては、(1)「ノリのいい曲」は高評価になりやすいが、悪ノリが過ぎると逆効果に。(2)尺度基準的に、バラード系の曲は(名曲でも)厳しい評価になりやすい。(3)女性歌手の方が優位。男性歌手は辛い評価になりやすい。(4)基本的にその週のタイミングで提出する『指こむ』用の評価をそのまま用いているので、その時の気分で評価が大きく変動する。 などなど。
また、こむちゃランクイン曲限定ルールとして、『前年登場曲』および『最終週ランクインの10曲』には『時期補正』というマイナス修正が加えられる。前年曲は'13/12/28時点での登場週数に応じて、最終週曲はその時点での登場週数に応じて補正値を決定する。具体的な数値は次の表を参照されたい。

(表)時期補正値一覧
週数1234567891011〜
前年曲0.10.20.30.40.50.70.91.11.31.510週までの分1.5に、
10週を超えた分を 0.3/週 で加算
最終週曲0.30.20.20.20.10.10.10.1000

順位判定は『時期補正』込みの評価値を用い、同点の場合はすべて同着とする。
(なお、こむちゃ系の2部門については、表の並び順通りに順位をつけて(同着なし)本家のほうに投票しました。)




−基本データ−
今回評価を行った対象曲は257曲(前年比-4曲)。(内訳は、こむ男性:41曲(前年比+3曲)/こむ女性:77曲(前年比+7曲)/影男性:60曲(前年比+1曲)/影女性:79曲(前年比-15曲))
全曲の評価平均点(時期補正抜き)は7.41(前年比+0.11)で、標準偏差は0.485(前年比-0.071)だった。
(時期補正を含めると、平均7.38(前年比+0.11)、標準偏差0.491(前年比-0.073))
最大の時期補正値が課せられたのは、前年曲が「革命デュアリズム」水樹奈々×T.M.Revolution)の1.3、
最終週曲が「7 -seven-」(FLOW×GRANRODEO)・「courage」(戸松遥)・「SURPRISE-DRIVE」(Mitsuru Matsuoka EARNEST DRIVE)・「秘密のクチヅケ」(蒼井翔太)・「シルシ」(LiSA)の0.2。



−こむちゃ男性歌手部門−

順位 採点 曲名 歌手 本家結果
1 8.0 Count ZERO T.M.Revolution 3
1 8.0 harmonized finale UNISON SQUARE GARDEN 1
3 7.8 7 -seven- FLOW×GRANRODEO 26
3 7.8 BREAK IT! 宮野真守 7
3 7.8 表裏一体 ゆず 10
6 7.7 変幻自在のマジカルスター GRANRODEO 6
6 7.7 STAND PROUD 橋本仁 2
6 7.7 SURPRISE-DRIVE Mitsuru Matsuoka EARNEST DRIVE 24
9 7.6 突キ破レル-Time to SMASH! T.M.Revolution 19
9 7.6 FANTASTIC TUNE 小野賢章 14
9 7.6 瞬間BEAT 岡本信彦 42

こむちゃ男性歌手部門を制したのは、同率でT.M.Revolutionの「Count ZERO」とUNISON SQUARE GARDENの「harmonized finale」の2曲でした。
TMRはここ最近こむちゃへのランクインがままならない状態が続いていたせいもあり、3年ぶりとなるこの部門へのランクインで4年ぶりの制覇。
ユニゾンは'12・'13と2年連続で部門3位を記録してきましたが、このたび初の制覇を果たしました。
そして、今年のボーダーは前年と同じ7.6でした。






−こむちゃ女性歌手部門−
順位 採点 曲名 歌手 本家結果
1 8.8 LUCKY DUCKY!! ゆいかおり 25
2 8.7 秘密の扉から会いにきて 田村ゆかり 2
3 8.5 ギミー!レボリューション 内田真礼 3
4 8.3 Rising Hope LiSA 1
5 8.2 花ハ踊レヤいろはにほ チーム・ハナヤマタ 17
5 8.2 せいいっぱい、つたえたい! 三森すずこ 28
7 8.1 STEP ClariS 6
7 8.1 Charming Do! 小倉唯 13
7 8.1 Tinkling Smile 小倉唯 54
10 8.0 ideal white 綾野ましろ 18
10 8.0 Daydream café Petit Rabbit's 7
10 8.0 CLICK ClariS 8
10 8.0 black bullet fripSide 4
10 8.0 虹色ミラクル 765PRO ALLSTARS 40
10 8.0 禁断のレジスタンス 水樹奈々 9
10 8.0 Eternal Tours スフィア 38

こむちゃ女性歌手部門を制したのは、ゆいかおりの「LUCKY DUCKY!!」でした。
前年までこむちゃにランクインできなかったためこの部門では初登場になるのですが、その初登場年度で見事に部門制覇を成し遂げました。
そして、今年のボーダーは前年と同じ8.0。3年連続の下落はなんとか食い止めました。







−影の主役男性歌手部門−
順位 採点 曲名 歌手 発売日 タイアップ等
1 7.8 LIFE フジファブリック 02/12 TV「銀の匙 Silver Spoon」OP
1 7.8 シルエット KANA-BOON 11/26 TV「NARUTO-ナルト-疾風伝」OP
3 7.7 拝啓、ツラツストラ グッドモーニングアメリカ 05/06 TV「ドラゴンボール改」ED
3 7.7 英雄の詩 THE ALFEE 08/27 TV「新ウルトラマン列伝」OP
5 7.6 光-HIKARI- ViViD 02/05 TV「マギ」OP
5 7.6 天地ガエシ NICO Touches the Walls 06/11 TV「ハイキュー!!」ED
5 7.6 アメイジング ザ ワールド SCREEN mode 11/05 TV「ガンダムビルドファイターズトライ」ED
8 7.5 VISION 松岡凛(宮野真守),竜ヶ崎怜(平川大輔) 02/12 TV「Free」CS
8 7.5 愛愛愛に撃たれてバイバイバイ FLOW 02/26 TV「サムライフラメンコ」OP
8 7.5 wimp ft.Lil'Fang(from FAKY) BACK-ON 03/12 TV「ガンダムビルドファイターズ」OP
8 7.5 健全ロボ ダイミダラー 遠藤会(遠藤正明、bamboo、やまけん、鷲崎健) 04/23 TV「健全ロボ ダイミダラー」OP
8 7.5 Jack vistlip 08/20 TV「幕末Rock」OP
8 7.5 Over the Dream 松岡凛(宮野真守) 09/03 TV「Free!-Eternal Summer-」CS
8 7.5 セルリアン BACK-ON 12/17 TV「ガンダムビルドファイターズトライ」OP
(注:発売日に関しては、最大で1週間の誤差を含んでいる場合があります。)
影の主役男性歌手部門を制したのは、同率でフジファブリックの「LIFE」とKANA-BOONの「シルエット」の2曲でした。
今年もキャラソンから一般歌手や特撮までバラエティに富んだランキングになりました。
また、今年も10位のボーダーが『全体の平均点』を上回りました。

(余談:本家での投票対象曲だった「LIFE」(フジファブリック;2/8OP)・「天地ガエシ」(NICO Touches the Walls;6/7OP)・「アメイジング ザ ワールド」(SCREEN mode;11/1GR)・「愛愛愛に撃たれてバイバイバイ」(FLOW;2/22OP)・「wimp ft.Lil'Fang(from FAKY)」(BACK-ON;3/8OP)・「健全ロボ ダイミダラー」(遠藤会;4/19GR)の順位はそれぞれ40位・43位・29位・15位・29位・38位でした。) )




−影の主役女性歌手部門−
順位 採点 曲名 歌手 発売日 タイアップ等
1 8.3 ONLY MY NOTE 765PRO ALLSTARS 08/27 「THE IDOLM@STER」CS
1 8.3 ミラクル☆パラダイス i☆Ris 11/12 TV「プリパラ」OP
3 8.2 azurite petit milady 02/05 TV「とある飛空士への恋歌」OP
3 8.2 ミライナイト 佐藤聡美 02/26 TV「生徒会役員共*」ED
3 8.2 瞬間Diamond 横山ルリカ 06/18 TV「テンカイナイト」ED
6 8.1 7 Girls War Wake Up,Girls! 02/26 TV「Wake Up, Girls!」ED
6 8.1 ぽっぴんジャンプ♪ チマメ隊 05/28 TV「ご注文はうさぎですか?」ED
6 8.1 アフタースクールデイズ 七森中☆ごらく部 11/26 (劇場版)「ゆるゆり なちゅやちゅみ!」ED
9 8.0 花咲く☆最強レジェンドDays トリプルブッキング 01/22 TV「生徒会役員共*」OP
9 8.0 Break the shell KAMEN RIDER GIRLS 06/25 PS3/WiiU「仮面ライダー バトライド・ウォーII」Th.
(注:発売日に関しては、最大で1週間の誤差を含んでいる場合があります。)
影の主役女性歌手部門を制したのは、同率で765PRO ALLSTARSの「ONLY MY NOTE」とi☆Risの「ミラクル☆パラダイス」の2曲でした。
その765PRO ALLSTARSがこむちゃ部門とこちらの部門の両方にランクインを果たしました。
また、今年のトップとボーダーの点差は0.3と、昨年以上の接戦になりました。





総合部門の発表の前に、ここで『My指こむ』のランキングを見てみましょう。

−My指こむ年間ランキング2014−
順位 曲名 歌手 得点 最高位 週数 本家(あ)結果
1 LUCKY DUCKY!! ゆいかおり 1580 1位10回 18 25
2 秘密の扉から会いにきて 田村ゆかり 1040 1位3回 13 2
3 ミライナイト 佐藤聡美 980 1位6回 13 n/a
4 Tinkling Smile 小倉唯 910 1位2回 12 54
5 azurite petit milady 880 2位3回 12 n/a
6 ONLY MY NOTE 765PRO ALLSTARS 810 1位7回 10 n/a
7 Charming Do! 小倉唯 760 1位1回 12 13
8 ギミー!レボリューション 内田真礼 710 1位3回 9 3
9 瞬間Diamond 横山ルリカ 660 1位2回 8 n/a
10 せいいっぱい、つたえたい! 三森すずこ 660 1位1回 10 28

My指こむ今年のの年間ランキングを制したのは、ゆいかおりの「LUCKY DUCKY!!」でした。
こちらのランキングは経過週数や『仕入れ補正』、そして『初登場時の周辺状況』に大きく左右されるシステムで、意外な曲が総合上位に食い込むことがあるのですが、今年のトップ10も(順位の前後はあるものの)こむちゃ女性部門・影の主役女性部門の上位曲だけで占められました。







−2014私が選ぶベストソング総合部門(20位まで)−
順位 / / 評点 曲名 歌手
1 1 1 1 8.8 LUCKY DUCKY!! ゆいかおり
2 2 2 2 8.7 秘密の扉から会いにきて 田村ゆかり
3 3 3 8 8.5 ギミー!レボリューション 内田真礼
4 4 4 17 8.3 Rising Hope LiSA
4 1 4 6 8.3 ONLY MY NOTE 765PRO ALLSTARS
4 1 4 13 8.3 ミラクル☆パラダイス i☆Ris
7 3 7 5 8.2 azurite petit milady
7 3 7 3 8.2 ミライナイト 佐藤聡美
7 3 7 9 8.2 瞬間Diamond 横山ルリカ
7 5 7 10 8.2 せいいっぱい、つたえたい! 三森すずこ
7 5 7 12 8.2 花ハ踊レヤいろはにほ チーム・ハナヤマタ
12 7 12 7 8.1 Charming Do! 小倉唯
12 6 12 18 8.1 7 Girls War Wake Up,Girls!
12 7 12 16 8.1 STEP ClariS
12 6 12 11 8.1 ぽっぴんジャンプ♪ チマメ隊
12 7 12 4 8.1 Tinkling Smile 小倉唯
12 6 12 21 8.1 アフタースクールデイズ 七森中☆ごらく部
18 9 18 42 8.0 花咲く☆最強レジェンドDays トリプルブッキング
18 10 18 27 8.0 CLICK ClariS
18 10 1 61 8.0 harmonized finale UNISON SQUARE GARDEN
18 10 1 44 8.0 Count ZERO T.M.Revolution
18 10 18 31 8.0 Eternal Tours スフィア
18 10 18 34 8.0 black bullet fripSide
18 10 18 20 8.0 Daydream café Petit Rabbit's
18 9 18 22 8.0 Break the shell KAMEN RIDER GIRLS
18 10 18 24 8.0 虹色ミラクル 765PRO ALLSTARS
18 10 18 25 8.0 禁断のレジスタンス 水樹奈々
18 10 18 29 8.0 ideal white 綾野ましろ

2014年の私が選ぶベストソングは、ゆいかおりの「LUCKY DUCKY!!」に決まりました!!
2012年版に10位タイで初登場し、2013年版で7位タイと伸ばしてきたコンビが3年目で初の栄冠をつかみ取りました。
いっぽう、総合2位の田村ゆかりは惜しくも連覇とはなりませんでした。
また、複数曲が総合ベスト20入りしたのは今年も合わせて3名。こむちゃ部門と影の主役部門の両方が絡んだ歌手は765PRO ALLSTARSの1組でした。
部門間の曲数の比率では今年もこむちゃ部門の曲が3分の2弱で、4部門の11位以下の曲からの総合ベスト20入りは今年もありませんでした。
昨年初めて総合トップ10入りを果たした男性歌手の曲は、今年は2曲にとどまりました。
今年も総合ベスト20ボーダーラインはの8.0。例年通りの数値でした。




2015年もいい曲に巡り合えることを期待しています。



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