(特別コラム)今更ながら2012私が選んだこむちゃベスト10



共催企画『あなたが選ぶこむちゃベスト10 '12』の結果も発表され、「自分が選んだ曲はどうだったかな」と気になった方も多数いらっしゃるはず。
そこで、(今更ではございますが)私が選んだこむちゃベスト10を発表していきたいと思います。




−ルール−
(1)部門分け
本家の'12年版では、こむちゃランクイン曲だけではなく、「今週の1曲目」「こむちゃdeリコメンド」「ゲストナンバー」(ただし、これらは'12年発売の楽曲限定とする)にも枠を広げた上で『男性ボーカル部門』・『女性ボーカル部門』の2つを設定している。
しかし、ここでは『こむちゃ部門』はランクイン曲限定、こむちゃにランクインしなかった曲は『影の主役部門』(本家の'07年版まで実在していた部門名称を流用させていただきました)にして、それぞれに男性・女性のクラス分けを設けた。また、4クラスすべての曲を対象にした『私が選ぶベストソング総合部門』(今年から名称をちょっと変えました)をあわせて、基本の部門設定を5つにした。それとは別に、今年から『この指とまれ版こむちゃランキング(指こむ)』向けに使用した『My指こむ年間ランキング』も参考として記載することにした。
『男女混合グループ歌手』のクラス分け基準については、当研究所の規定通り(曲の状態やグループ構成も考慮するが)基本的に女性クラスに振り分ける。(概ね、本家での振り分け結果と合っている・・・・・と思います)
『キャラクター曲』については、そのキャラクター自身をもって判定する。『中の人』に依存させるのは、完全なる無性別キャラのみとする。

(2)対象曲
『こむちゃ系』の2部門については、2012年のこむちゃーと(※'11/12/31を含む)にランクインした曲のみとする。(前年登場の9曲を含む/OP(今週の1曲目)・リコメンドのみ放送で、実際にランクインしていない曲は除く)
『影の主役系』の2部門については、2012年のこむちゃーと(※'11/12/31を含む)にランクインするようなタイミング('11/12/19〜'12/12/23)で一般発売されたもののうち、オリコンで週間20位以内に入った曲(NACK5の番組『FUNKY FRIDAY』9〜10時台のコーナー”All Japan Singles Top20”で確認可能)をはじめ、その他私が入手したCDや通常視聴モードで処理したアニメ番組の主題歌等、原則として楽曲確認がとれたものとする。
また、「今週の1曲目」「こむちゃdeリコメンド」「ゲストナンバー」のうち、こむちゃ非ランクインのものについてもこむちゃでの放送を評価のための確認手段とするように努めることとする。(ただ取りこぼしは多数あるかもしれませんが(マテ)

(3)評価方法
『車の運転中に聞いていたいか』とか『肌に合うか』の尺度を、感性的かつ直感的に10点満点(0.1単位)で評価する。その際『歌手への感情』は極力持ち込まないように努める。(それでも『限界』というのはありますが(こら)
なお、基準点は6.0とし、9.0を超える評価は『私の心を根底から揺さぶる曲』にのみ与えるものとする。(こむちゃランクイン曲でこの壁を突破したものはまだ現れていない)
傾向としては、(1)「ノリのいい曲」は高評価になりやすいが、悪ノリが過ぎると逆効果に。(2)尺度基準的に、バラード系の曲は(名曲でも)厳しい評価になりやすい。(3)女性歌手の方が優位。男性歌手は辛い評価になりやすい。(4)基本的にその週のタイミングで提出する『指こむ』用の評価をそのまま用いているので、その時の気分で評価が大きく変動する。 などなど。
また、こむちゃランクイン曲限定ルールとして、『前年登場曲』および『最終週ランクインの10曲』には『時期補正』というマイナス修正が加えられる。前年曲は'11/12/24時点での登場週数に応じて、最終週曲はその時点での登場週数に応じて補正値を決定する。具体的な数値は次の表を参照されたい。

(表)時期補正値一覧
週数1234567891011〜
前年曲0.10.20.30.40.50.70.91.11.31.50.3/週 で加算
最終週曲0.30.20.20.20.10.10.10.1000

順位判定は『時期補正』込みの評価値を用い、同点の場合はすべて同着とする。
(なお、こむちゃ系の2部門については、表の並び順通りに順位をつけて(同着なし)本家のほうに投票しました。)




−基本データ−
今回評価を行った対象曲は220曲(前年比+44曲)。(内訳は、こむ男性:42曲(前年比+4曲)/こむ女性(※):72曲(前年比-1曲)/影男性:34曲(前年比+2曲)/影女性:71曲(前年比+38曲))
全曲の評価平均点(時期補正抜き)は7.17(前年比-0.17)で、標準偏差は0.647(前年比-0.093)だった。
(時期補正を含めると、平均7.14(前年比-0.16)、標準偏差0.632(前年比-0.116))
最大の時期補正値が課せられたのは、前年曲が「Endless Story」(田村ゆかり)の1.5、
最終週曲が「オリオンとスパンコール」(豊崎愛生)と「指望遠鏡」(乃木坂46)の0.3。



−こむちゃ男性歌手部門−

順位 採点 曲名 歌手 本家結果
1 7.7 愛のWarrior GRANRODEO 13
2 7.6 DT捨テル ゴールデン・イクシオン・ボンバー DT 6
2 7.6 リニアブルーを聴きながら UNISON SQUARE GARDEN 5
2 7.6 V.I.P シド 8
5 7.5 僕達だけの物語 神谷浩史・小野大輔 27
5 7.5 Life is SHOW TIME 鬼龍院翔 from ゴールデンボンバー 12
5 7.5 ニルヴァーナ ムック 14
5 7.5 Can Do GRANRODEO 2
5 7.5 ULTRA FLY 宮野真守 7
5 7.5 DARK SHAME GRANRODEO 40

こむちゃ男性歌手部門を制したのは、GRANRODEOの「愛のWarrior」でした。
前年の5位に続き、今年も時期補正を受けながらも堂々の1位を獲得。また、「Can Do」と「DARK SHAME」の2曲も5位タイに入り、再びロデオ旋風が巻き起こりました。
そして、金爆が2曲、ユニゾン・シド・ムックが各1曲と一般歌手が今年も健闘をみせました。
しかしながら、今年のボーダーは前年より0.2ポイント低い7.5となってしまったのは残念なところです。






−こむちゃ女性歌手部門−
順位 採点 曲名 歌手 本家結果
1 8.6 Non stop road スフィア 14
2 8.5 Happy Girl 喜多村英梨 11
2 8.5 SELF PRODUCER 茅原実里 15
4 8.4 STUDY×STUDY StylipS 20
4 8.4 Celestial Diva 茅原実里 30
6 8.3 ナイショの話 ClariS 12
7 8.2 Choose me ダーリン StylipS 18
8 8.1 Synchrogazer 水樹奈々 2
8 8.1 BRIGHT STREAM 水樹奈々 1
8 8.1 oath sign LiSA 42
8 8.1 Pride on Everyday スフィア 57
8 8.1 いぇす!ゆゆゆ☆ゆるゆり♪♪ 七森中☆ごらく部 24

こむちゃ女性歌手部門を制したのは、スフィアの「Non stop road」でした。
3年ぶりのトップ10入りで見事に部門1位に輝きました。
複数曲が入ったのは、スフィア・茅原実里・StylipS・水樹奈々の4組となり、今年は歌手型のランキングになりました。
ただこちらも、今年のボーダーは前年より0.2ポイント低い8.1になってしまいました。







−影の主役男性歌手部門−
順位 採点 曲名 歌手 発売日 タイアップ等
1 7.6 ユリーカ スキマスイッチ 08/08 TV「宇宙兄弟」OP
2 7.5 Miss Mystery BREAKERZ 01/25 TV「名探偵コナン」OP
2 7.5 バスターズ レディーゴー! 高橋秀幸(Project.R) 02/29 TV「特命戦隊ゴーバスターズ」OP
4 7.4 ULTRA STEEL Takamiy(高見沢俊彦) 07/04 TV「ウルトラマン列伝」Th.
5 7.3 MASK Aqua Timez 02/22 TV「BLEACH」ED
6 7.1 LOVE CHASE 山下智久 07/04 TV「トリコ」ED
6 7.1 新星Ω神話(ネクストジェネレーション) √5 12/05 TV「聖闘士星矢Ω」Th.
8 7.0 F.O.V. 高尾和成(鈴木達央) 06/20 TV「黒子のバスケ」CS
8 7.0 情熱で胸アツ! T-Pistonz+KMC 06/20 TV「イナズマイレブンGO クロノ・ストーン」OP
8 7.0 次会う日まで 黒子テツヤ(小野賢章),黄瀬涼太(木村良平) 08/29 TV「黒子のバスケ」CS
(注:発売日に関しては、最大で1週間の誤差を含んでいる場合があります。)
影の主役男性歌手部門を制したのは、スキマスイッチの「ユリーカ」でした。
キャラソンから一般歌手、さらには『J系』まで、今年もバラエティに富んだランキングになりました。
ただ、今年もベスト10の全曲が7点台をマークしたものの、6位以下のスコアは『全体の平均点』を下回ってしまいました。

(余談:本家では投票対象(2/29の「ゲストナンバー」だったため)になっていた「MASK」への投票は残念ながら無かったようです。)




−影の主役女性歌手部門−
順位 採点 曲名 歌手 発売日 タイアップ等
1 8.7 →unfinished→ KOTOKO 05/16 TV「アクセル・ワールド」ED
2 8.6 AUTOMATIC SENSATION 新谷良子 02/14 「こいけん!〜私たちアニメになっちゃった!〜」Th.
3 8.5 MIRACLE RUSH StylipS 05/16 TV「咲-Saki- 阿知賀編 episode of side-A」OP
4 8.4 HAPPY CRAZY BOX 栗林みな実 04/25 TV「めだかボックス」OP
5 8.3 君のYELL ゆいかおり 03/14 なし
6 8.0 おーぷん☆きゃんばす ゆの(阿澄佳奈),宮子(水橋かおり),
ヒロ(後藤邑子),沙英(新谷良子),
乃莉(原田ひとみ),なずな(小見川千明)
10/24 TV「ひだまりスケッチ×ハニカム」OP
7 7.9 SquarePanicSerenade 高鴨穏乃(悠木碧),新子憧(東山奈央),
松実玄(花澤香菜),松実宥(MAKO),
鷺森灼(内山夕実)
04/25 TV「咲-Saki- 阿知賀編 episode of side-A」ED
7 7.9 恋のダブルパンチ さくひま*ひまさく
[大室櫻子(加藤英美里)&
古谷向日葵(三森すずこ)]
05/30 TV「ゆるゆり」CS
7 7.9 Sparkling Daydream ZAQ 10/24 TV「中二病でも恋がしたい!」OP
10 7.8 華蕾夢ミル狂詩曲
〜魂ノ導〜
神崎蘭子(内田真礼) 08/08 Mbg「THE IDOLM@STER CINDERELLA MASTER 006」
(注:発売日に関しては、最大で1週間の誤差を含んでいる場合があります。)
影の主役女性歌手部門を制したのはKOTOKOの「→unfinished→」でした。
こむちゃ部門でも2曲ランクインしているStylipSが、こちらの部門でもランクインを果たしました。
トップとボーダーの点差が0.9と、他の部門よりも縦長の展開になったようです。

(余談:本家では投票対象(5/13の「今週の1曲目」だったため)になっていた「→unfinished→」の順位は13位でした。)




総合部門の発表の前に、ここで『My指こむ』のランキングを見てみましょう。

−My指こむ年間ランキング2012−
順位 曲名 歌手 得点 最高位 週数 本家(指)結果 本家(あ)結果
1 Non stop road スフィア 1500 1位10回 19 2 14
2 君のYELL ゆいかおり 1160 1位5回 17 23 N/A
3 Raise 小倉唯 1140 1位5回 14 4 25
4 Happy Girl 喜多村英梨 970 1位2回 14 5 11
5 →unfinished→ KOTOKO 910 2位7回 12 17 13
6 SELF PRODUCER 茅原実里 900 1位9回 9 9 15
7 AUTOMATIC SENSATION 新谷良子 900 1位4回 13 30 N/A
8 oath sign LiSA 890 1位5回 12 12 42
9 ナイショの話 ClariS 850 1位1回 12 11 12
10 BRIGHT STREAM 水樹奈々 820 2位3回 12 7 1

My指こむ最初の年間ランキングを制したのは、スフィアの「Non stop road」でした。
こちらのランキングは経過週数や『仕入れ補正』、そして『初登場時の周辺状況』に大きく左右されるシステムになっているため、こむちゃ女性部門でトップ10圏内に入っていない「Raise」が3位に入っている等、他の部門とはまた違った様相を呈しています。







−2012私が選ぶベストソング総合部門(20位まで)−
順位 / / 評点 曲名 歌手
1 1 1 5 8.7 →unfinished→ KOTOKO
2 2 2 7 8.6 AUTOMATIC SENSATION 新谷良子
2 1 2 1 8.6 Non stop road スフィア
4 2 4 4 8.5 Happy Girl 喜多村英梨
4 3 4 13 8.5 MIRACLE RUSH StylipS
4 2 4 6 8.5 SELF PRODUCER 茅原実里
7 4 7 17 8.4 STUDY×STUDY StylipS
7 4 7 16 8.4 Celestial Diva 茅原実里
7 4 7 12 8.4 HAPPY CRAZY BOX 栗林みな実
10 6 10 9 8.3 ナイショの話 ClariS
10 5 10 2 8.3 君のYELL ゆいかおり
12 7 12 11 8.2 Choose me ダーリン StylipS
13 8 13 8 8.1 oath sign LiSA
13 8 13 21 8.1 Synchrogazer 水樹奈々
13 8 13 19 8.1 いぇす!ゆゆゆ☆ゆるゆり♪♪ 七森中☆ごらく部
13 8 13 10 8.1 BRIGHT STREAM 水樹奈々
13 8 13 18 8.1 Pride on Everyday スフィア
18 13 18 20 8.0 Unmei♪wa♪Endless! 放課後ティータイム
18 13 18 3 8.0 Raise 小倉唯
18 13 18 13 8.0 夏の約束 堀江由衣
18 13 18 15 8.0 ♪の国のアリス 竹達彩奈
18 6 18 25 8.0 おーぷん☆きゃんばす ゆの(阿澄佳奈),宮子(水橋かおり),
ヒロ(後藤邑子),沙英(新谷良子),
乃莉(原田ひとみ),なずな(小見川千明)

2012年の私が選ぶベストソングは、KOTOKOの「→unfinished→」に決まりました!!
2010年版で「碧羅の天へ誘えど」が総合2位に入っていましたが、今回ついにベストソングの栄冠に輝きました。
また、複数曲が総合ベスト20入りしたのは今年も合わせて4名。こむちゃ部門と影の主役部門の両方が絡んだのはStylipSだけでした。
部門間の曲数の比率では今年もこむちゃ部門の曲が8割に迫り、こむちゃ女性歌手部門の13位タイまでが総合ベスト20入りを果たしました。
ただ、例年1〜2曲は入っている男性歌手の曲が、今年は1曲も入っていないという状況になってしまいました。ちなみに、男性歌手の最高位は「愛のWarrior」(GRANRODEO)の34位タイです。
今年も総合ベスト20ボーダーラインは8.0の高水準。今年も『豊作』だったと言えるでしょう。




2013年もいい曲に巡り合えることを期待しています。



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