(前置き) この妄想話は、プリPapaさん( @miracle__Papa )のmonthly KI-CURE絵 ( https://twitter.com/miracle__Papa/status/1322682385347964929 ) から着想を得て書きました。いつもありがとうございます。 (今回は『雑誌の誌面にある読者参加企画』を意識して構成しました。横画面表示(1280px以上)推奨です。) |
「……主任……もう……いいですか?」 「まだよ、あたしはまだ満足してないわ」 「……主任……こう……こうですか?」 「あっ……そこ……いいわ…………」 「……主任すいません……もうだめです……うっ!」 「……ちょっ! 待ってまだ……!」 ドンガラガッシャーン!! 「キャッ!」 「あ痛たたた……やっちゃった…………」 僕は両手と頭に乗せていた水入りバケツを盛大にぶちまけてしまった。 「ちょっと大丈夫?」 「はい、僕は。天ノ川主任こそ大丈夫ですか?」 「ちょっと水かぶっちゃったけどへーきへーき」 にひひ〜と笑いながら言ってるけど、ちょっとどころじゃないような気がする。 「ところで……このポーズに何か意味はあるんですか?」 「それ? あー、そのほうがデザインにひらめきが降りるかなー……って」 「それ……思いつき……ですか?」 「え? …………あっははは……それはないよ、ない……うんうん」 やっぱり思いつきか……天ノ川主任はいつもこうやって誤魔化すんだ。 「……でもなーんも降りてこなかった。 できるのかなぁ? リタ課長をうならすデザインって」 「主任ならできます! 僕がついているんですから! いっしょに吉見課長をうならせましょう!」 つい力説してしまった。だって、憧れの天ノ川主任との仕事だから。 「サンキュ☆」 「…………」 にひっと微笑んでウインクした天ノ川主任に、僕は思わず見惚れてしまった。 |
「でも……もう遅いから今日はこれくらいにして片付けよっか。ゴメンね? あたしの無茶振りに付き合わせちゃって」 「気にしないでください」 僕たちは水をぶちまけた会議室を掃除することになったのだけど…… 「……ちょっと暑いわね……いいや、脱いじゃえ」 天ノ川主任はおもむろに上着を脱ぎ…… 「……ふぅ…………どしたの?」 「…………」 水をかぶったブラウスは肌に貼り付き、肩から胸の膨らみにかけて…… 「…………黄色……」 「えっ!? …………ぅわっ!」 慌てて胸を隠す仕草をする天ノ川主任。黄色い下着が透けていた。 「もう…それセクハラだからね! ……まぁ……キミにだった別に構わないんけど…………」 珍しく語尾に威勢がないしおらしい天ノ川主任。その頬は、心なしか赤くなっているような気がした。(了) |
〜天ノ川主任のコメント〜 あたし最初ナニやってるのかと焦っちゃった(汗) ……これはデザインのためのポージングってことでいいのね? で、あたしブラ透けしちゃってるの? うーん……しゃーないか、この展開じゃ。 ……でも、あたしが普段着けてるのは、ナ・イ・ショ! ね☆ (今回のシチュエーションは9月号のお題『デザイナー会社の残業風景』、○○県の△△さんから頂いた設定を元に構成しました。△△さんには『天ノ川主任のメッセージカード』をお贈りします。) |
〜設定募集!〜 『天ノ川主任と僕の物語』では、読者の皆様からのシチュエーション設定を募集しています。今回募集するのは、『刑事・天ノ川主任』です。採用された方には天ノ川主任のメッセージカードをプレゼントします。 皆様のご応募お待ちしています。(※募集してません) |
宛先 〒 ###-@@@@ ◎◎県◇◇市◇◇区☆☆X−Y−Z (株)××出版 monthly KI-CURE 天ノ川主任と僕の物語 係 (※だから募集してませんってば) |