元々は『カパひかデート妄想話・ふたりの事前ハネムーン?』のタイトルで、2020年1月19日にツイッター上で発表したものです。当初はカッパード視点のみで、文量も21ツイートぶんと若干少なめの構成になっていました。 スタプリの最終回が過ぎて2月に入り、タプリ感謝祭開催にあたって『自分の“イマジネーション”をひとつの形にしたい』と思い立ちました。まず手を付けたのは、原文に加筆して肉付けを施したこと。そして、対となるひかる視点の話を書き下ろしたこと。この2点です。 印刷して完成したものは、B6サイズで24ページにわたる冊子でした。試作品込みで制作部数は6、あたしの初めての『薄い本』です。 『ひかる編』を書くのにいちばん苦労したのは、やはり『乙女ゴコロ』の表現方法でした。なんってたってあたし自体が『乙女ゴコロ』とは対極の存在なわけでして(滝汗) そのあたりの調整に1週間近くかかりました。 あとは『二篇一双』を重視した構成を目指したところです。前述のとおり、『カッパード編』が先にあってそこから『ひかる編』を書いたので、双方で共通しているシーンにおいては各キャラのセリフと行動を一致させる必要があったのです。それでいて、ユニ&アイワーンの行動(暗躍!?)も含めてカッパード編なりひかる編なりの特色を持たせることには神経を使いました。ちなみに、物語のタイムラインでは、カッパード編の「とにかくデートのお膳立てしといてやるからさっさと行けっつーの!」の後にひかる編の「カッパードが『こないだのオニギリのお礼がしたいんだ』って言ってたっつーの」になります。なんだかんだ言いながら、こういった悪知恵は両者同じように働きそうですよね。ユニとアイワーンは(笑) オチの『みんなで見ていた』を表現するために、ララ・えれな・まどか・テンジョウの各人に一言ずつ発してもらったんですが、ガルオウガさんはこの手のことには興味持たなそうだなと判断して出しませんでした(何) …………とまぁ、こんなところでしょうか。 この作品で少しでもニヤリとしていただければ幸いです。 最後まで読んでくださりありがとうございました。 |