田村ゆかり Love Live 2008 *Chelsea Girl*

参加レポート
(2008年3月28日・日本武道館)



〜 前置き 〜

 東京都千代田区北の丸公園にある、屋根の上に『たまねぎ型の物体』を載せた八角形の建造物。
その名は、日本武道館。
さまざまな歌手がその地でコンサートを開き、幾多の伝説が生まれた場所だ。
しかし、その舞台に立つことは容易なことではない。限られた者のみが、伝説を作り出すことに挑む権利を得ることができるのだ。

時は2008年3月28日。ある王国の姫君が、その栄誉ある舞台に降り立った。
今ここに、新たなる伝説が誕生しようとしている・・・・・。

 とまぁ大袈裟に表現してみましたが、平たく云ってしまうと『武道館でゆかり王国史上最大の祭典が開催される』だ。
あたしがこれまでに参加してきたイベントの数倍の(十数倍の?)スケールになるということは数字上の理屈ではわかっているんだけど、どうもイメージの方が追いついてこない。いったいどんなお祭りになるのだろうか。期待と期待と期(以下略)は高まる一方である。
ではそんな感じで、本編に参りましょう。



 現地への行きがけにメロプリの会員継続手続きをしておく。今年で4年目だ。
乗換えに乗換えを重ねて九段下の駅を降りたらそこは人の山。ただ咲き誇る桜を愛でに来ていた人たちも大勢いることだろう。
先月は明治神宮に参拝したので、今回は靖国神社にてライブの成功を祈願。そのあとは補給物資を仕入れるためにコンビニを探して周辺を右往左往。

 なんだかんだで武道館前に着いたのは16:40ごろ。すでに入場待ちの列の誘導が始まっていた。とりあえずグッズ販売の列はどこか聞き、行列に加わる。誘導の係員が「開演時間に間に合わない可能性がございます」と言っていたのでかなり心配。道理で物販の開始時刻が10時なわけだ。行列が進行する間にも時間は刻々と過ぎていく。そして17:40ごろにようやくテントの前にたどり着く。あれこれそれでトータル16Kほど消費。回数追うごとに消費が増えていってるのは気のせいか?恒例のガチャガチャでは控えめに1.5K。やっぱり当たりは出ずorz

 急いで建物の中に移動し、席を探す。なんや東ってめちゃ遠いやん(汗 どうにか開演予定の18:00直前にたどり着いた。息を整えてからじっくりと周囲を見渡してみる。まず、アリーナには大きなステージの中央から花道が延びてセンターにもステージが設けられている。それを取り囲むように、アリーナ・1階スタンド・2階スタンドには『ゆかり王国の国民』がぎっしりと詰まっている。ちょっと前に出て天井を見上げると、センターステージよりも大きそうな日の丸が掲げられている。そして、自分の周りはというと女性の姿がちらほらと。右後方に『誰か』に似たような姿が?まぁ気のせいだろう。あたしの人物識別能力は高が知れてるし(こら ちなみに左隣(端席)は最後まで空席のままだった。なんて残念なことを(何 そのぶん動くのは楽だったけどね(ぉ

 18:08ごろ太鼓の音が鳴り響き、なにやら旗持った人たちが行進で入場してきた。そしてファンファーレ響き渡って、ついに祭典の幕が開けた。最初の曲は「(01)チェルシーガール」。初っ端からタイトル曲を持ってくるとは気合の入り方が半端じゃない。続いては「(02)惑星のランデブー」。まさかこれを序盤に持ってくるとは思わなかった(驚 さらに「(03)Fortune of Love」と続いたところで最初のMCに突入。

 「ライブハウス『武道館』へようこそー!」の声に歓声が上がる。武道館でライブをするにあたっていろいろなDVDを見て研究したようで、どうやらさっきのセリフの出所はそこかららしい。それから「『ゲー○ーズ武道館へようこそ』とか言ったら爆笑してください」とか言ってたけど結局それは実現しなかったようだ。

 MC明けは「(04)片想いルーレット」→「(05)デイジー・ブルー」→「(06)Lovely Magic」の順で流れ、ゆかりんは衣装換えで一旦引っ込む。BGMは直前の黒うさのままで、バンド、ダンサー、そしてネコまでも含めたメンバー紹介の映像が流れる。ネームプレート抱えての正面・側面写真とはなんだか物々しいな(笑 でもそれ以上に笑えたのが、『好きなモビルスーツ』・『好きなゲーム』・『苦手な罠』の項目だったりする(ぉ

 衣装を換えたゆかりんが「(07)恋は波のように」とともにステージ東端から登場。そして「(08)上限の月」では、2コーラス終わった時点でセンターステージがせり上がったじゃありませんか(驚 で、MC2の第一声が「高いトコから失礼しまーす」ですわ。なんでも高さ7mあって動くと結構揺れるんだってさ。
ここで毎度おなじみの質問コーナー。「いつも来てくれている台湾からのひと」は、なんとセンターステージの目の前にw 「福岡から来たひと」には「地味にいるね」、「女の子」には「ピンク黄色青ってなんだか信号みたい」と切り返す。ついうっかり実年齢を口走って慌てるあたりがなんとも(ぉ 「男の子」→「おっさん」には、あたしゃ手を上げたまま段から転げそうになったぞ(汗 会場がざわつきだしたら「うっさい!」と一喝。最後には「間違って東京ドーム行ったひと」。それってちょっとどーなのよ(何
初公開の新曲「(09)未来パラソル」を披露して再び退場。バンドとダンサーの競演タイム到来(ぇ

 MC2からの着席状態は「(10)Petit lumiere」まで続いたが、「(11)星空のSpica」で再び立ち上がる。ついでに黄色リウムを投入。
MC3の話題は前日のOFFについて。なんでもモンハンの発売日だったそうで、さんざん悩んだ挙句結局は当日買いしたんだとか。まぁあたしは『狩猟民族』じゃないんでこのテの話はよくわかりませんが(こら
MC明けは「(12)Beautiful Amulet」。またこの2曲(SpicaとBA)近接させたな(ぇ 「(13)Sand Mark」で3回目の退場。そこで繰り広げられたのはバンドと客席の間での白熱した合戦(何

 「(14)Swing Heart」で今度はステージ西端からゆかりん登場。「(15)mon cheri」は去年のツアーで謎を呼んでいた一曲。収録されているCDは今日以降のライブ会場限定で販売。もちろん買っておきましたよ、3枚ほど。これが師へのお土産ですわw 
「(16)お気に召すまま」ではダンサーさんが増殖。当社比2.5倍!?(こら 大きな布が現れてゆかりんを覆うと、なんとステージから消失!これは例のイリュージョン再びってか?(ぇ どこから出現するんだろうと周りを見回していたら、どこからともなく現れた3人がステージ上で踊り始めた。しばらくすると上空に大きな布が登場。花道の上にテントのように被せられた布が取り払われると、そこにはさっき消えたゆかりんが出現!そのまま「(17)童話迷宮」へと流れ込む。

 MC4ではお待ちかねの『めろ〜ん』発動。1階南スタンドを『暗黒の関係者席』と言ってみたり、『W(西)-U-12』の席を指名したら「居ませーん」と返されて崩れ落ちたり、腹癒せに西側エリアに放置モードかましたり、最後には『めろ〜ん』の声を途中で止めて会場全体に停止コマンド入れたりと、もうやりたい放題(ぉ

 突然鐘の音が鳴り、「お城に帰らなきゃ」と退散していくゆかりん。程無くしてダンサーさんたちが登場。何をするのかと思えば、『ゆかり王国国歌』のダンスを教え始めたではありませんか。『ジャンプしながら回って』はこのスペースじゃ厳しいって(ぇ
10分近く経って、『姫』が御成りあそばした。ここで来たのは当然「(18)めろ〜んのテーマ 〜ゆかり王国国歌〜」。この歌は危険だ。転ぶだけならまだましだが、落っこちたらいったいどないすんねん(マテ 隣の席のひとも同じこと言うてましたよ。

 本編終盤のコンボは「(19)candy smile」→「(20)恋せよ女の子」→「(21)Happy Life」→「(22)Little Wish 〜first step〜」の4連。Little Wish前に『最後』と明確に言ったので隠しコマンドは無し(何

 20:45ごろ本編終了。アンコールの声がかかり始める。ステージ正面と両脇の画面には会場の様子が映っていたのだが、しばらくすると『水色・ピンク・白のうさぎ』の絵が出現。なんと手拍子を始めよった。うーん、どうなんでしょうねぇ(ぉ
数分してゆかりん登場。アンコールに突入した。

 「(en1)Baby's Breath」はあたしが最も好きな曲のひとつ。今回はこれ聞けてよかった(安堵 MC5ではネコを召喚して進行を任せようとしたものの、最終的には追いかけっこで糸冬(ぁ
続いては「(en2)恋するラズベリー」。コールの掛け方が多少予想とは違っていたものの、去年のツアーで感じたとおりの見事な跳ね歌に進化したようだw
最後の締めくくりは「(en3)fancy baby doll」。会場のエネルギーは臨界点を突破。屋根の上の『たまねぎ』はきっと強く輝いたに違いない(マテ

 スタンディングオベーションの惜しみない拍手の中、全員登場でカーテンコール。ゆかりんは一人残って会場の「ありがとう」「お疲れ様」の声に手を振って応えていた。そして客席に何かを放り投げていたのだが、ステージ西側で突然謝りだしたように見えた。下から何かを受け取って一言。「すっごく高いマイクです。」 どうやらマイクを落としたみたい。
21:12ごろ『公演終了』のアナウンスを受け、定番の三本締をもって『ゆかり王国史上最大のお祭り』がお開きとなったところで本編を締めくくりたい。



〜 オチ(と云っていいものだろうか):桜の季節の迷いうさぎ 〜
(注:今回のは珍しくイベントレポと関係してます。)

 三本締めの直後、すぐ右側の席にいた男性2人と「お疲れ様でした」と声を掛け合う。そのまましばらく『ゆかりん談議』に花を咲かせた後、「それじゃそろそろ撤収しましょうか」と3人で会場から出た。
外に出て少し歩くと、前方に何やら小さなぬいぐるみが転がっているのを発見。拾い上げてみると、それはカーテンコールの後にゆかりんが客席に放り投げていたと思しき『ミニうさぎ』だ。淋しそうな表情をしていたので、あたしはその子を『保護』することにした。幸運の女神になってくれることを期待(ぇ

正面付近まで来たところで「次はFCのイベントで」の言葉を交わして、一行は散開と相成った。


 千鳥ヶ淵の桜のライトアップが22:00までだったので、夜桜見物をしてから帰ろうと物販のピンク袋を抱えてあたしは歩き出した。
結局、帰宅は午前様になりましたとさ(爆

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