(緊急コラム)実録・『第3次浜松町の自賛乙戦争』
(5)〜反撃への糸口〜



(注:6月1週時点での記述です。そのところご了承ください。)


解析担当隊員「アトム研、やられました!」
通信担当隊員「チームみもりんも大破、後退を始めてます!」
司令「柿原組を前へ! frip部もバックアップに付かせろ!」
広報担当隊員「なおぼうとトラセも出撃準備整いました!」
「よし、順次出させろ! ……頼む……間に合ってくれよ…………」
「司令! 来ました! 自満乙です!!」
「ついにこっちもお出ましか…………で、位置は?」
「距離80、想定出現位置より遠いです!」
「ふぅ……思いのほか遠かったな。よし、後方部隊は自満乙の迎撃に回れ! なおぼうもそっちのフォローだ! ただし撹乱をメインに、自満乙の注意をできるだけ中心部から逸らすんだ!」

評議会議長「……やってるねぇ」
「議長!?」
一同『議長閣下!』
議長「まぁまぁ、作業を続けたまえ。」
「……しかしまたどうしてこちらへ?」
議長「やっと評議会の頭の固い連中を説き伏せてな。」
「『説き伏せて』? 『ねじ伏せて』の間違いではなくて?」
議長「司令よ…君も冗談きついなぁ……まぁある意味間違ってないのが余計にキビシイとこだが」
「恐れ入ります」
議長「ところで……どうだね、状況は?」
「第5番地域中心部の自賛乙、依然として動かず。そして、自満乙も郊外距離80のところに出現です」
議長「自満乙もお出ましとはなぁ…………ますますもって厳しい戦いだな」
「できれば自満乙出現までに自賛乙を中心部から引き剥がせればよかったのですが……」
議長「そうそう上手くいったら苦労はしないさ。 ……自満乙がまだ遠くて助かったな」
「ええ。これがいきなり近いとこに出てこられたらと思うと……考えるだけでもぞっとします」
議長「だな」

「……司令! 第5番地域司令部から入電です! 『下野隊、自賛乙前線部隊の突破に成功、本陣へも打撃を与えることに成功せり』です!!」
「それは本当か!? 解析班、確認はとれるか?」
「自賛乙部隊、左翼から中央にかけて損害を確認、陣形乱れ始めてます!」
議長「下野隊……やってくれたな」
「そうか……そうか…………さぁ、反撃はここからだ!! 後続も下野隊に続かせろ! 自賛乙の野郎どもを一気に畳み掛けるぞ!!」
一同『了解!!』


議長「…………天はまだ我々を見放してはいないようだな」



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