(緊急コラム)最近のこむちゃについて再び考えてみる



(注:'07年11/3付のランキングを受けての記述です。そのところご了承ください。)


まず一言云いたい。私は絶望した。

今年のこむちゃは例年にも増して何かがおかしい。
旧ドリカン時代で例えるなら、'96年の『二強支配』、'00年の『女性声優絶対至上主義』、'01年の『1000点オーバー乱発』が3ついっぺんに発症したというとこだろう。
しかし、それ以上におかしいのは、タイアップ的に十分にランクイン対象になる権利を有しているはずの一般歌手の曲が特定のもの以外ほとんどランクインしないこと。さらに、新規ランクインの対象となりうる曲が20曲以上も控えている週に新曲が10位の1曲だけだったということだ。

では、新曲の力はそれほどまでに弱いのか。上位陣は下位からの進出を余裕で防げるほどに強いのか。そして、それらはリスナーが本当に望んだことなのか。私はどうもそれが疑問でならない。

そもそもの発端は今シーズンが置かれている状況にあるのだろうか。
11月1週現在、曲別で総合首位にいる曲は昨年12月に登場したものである。点数としては多少不安ではあるが、曲がりなりにも他の曲の追撃を振り切って今もなおその位置をキープしているのだ。
そして現在のランキング上に首位を猛追する曲がある。ただそのペースがどうも尋常ではない気がする。なんだか『今年の曲でないものが年間1位になるのは如何なものか』という空気が番組内に漂っているのではなかろうか。現に、過去シーズンでは前年登場曲の逃げ切りはことごとく失敗している。その最たるものが9月に陥落した'01年のシーズンであろう。

もちろん、その猛追している曲を批判するつもりはまったくない。実力的には年間1位を狙うに十分ふさわしいものであることは云うまでもない。

5/23付のひとりごとにも書いた通り、リスナーの『リクエスト』によってランキングはどの様にも変えていける。例えそれが『現状維持を希望』だとしても、それが民意であるならばそれでも構わない。むしろ現実としてそれを受け入れよう。
しかし、本来公正な立場であるべきはずの番組が、もしも恣意的にランキングを操作しているのならば、それはリスナーに対する背信行為以外の何物でもない。そして、そんな番組のたどる末路は想像するに難くはないだろう。



私はここに改めて問いたい。
「番組制作に携わっている皆さん、そのランキングは本当にリスナーが望んだものですか?」


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